若き生産者
ナシア・サルバドル・パラシオス


祖父母が始めたコーヒー生産をスペシャルティグレードに転換させ、ボリビアのコーヒー生産でより高みを目指す女性の生産者さんです。

 

代表が訪れたボリビアの旅の中でもより色濃く記憶に刻まれた生産者さんの一人であり、コルドバさんの農園と同様に熱烈に私達を歓迎してくれました。

 

ただ歓迎の宴があって記憶に残っているのではなく、その天真爛漫な眼に映し出されているコーヒーへのビジョンに心を奪われてしまったのです。

 

 

彼女は言いました。
「コーヒーの森には火の魂が宿っています」

 

通訳の方から聞いた言葉なので、詳細な言葉までは把握しきれませんでしたが、
その一言を聞いて妙に納得感があり、

夕暮れ時の農園からは神秘的な物を感じざるを得ませんでした。

大地に感謝し、天に感謝し、実が成熟することに感謝する。
なかなかコーヒーを通じても実感することができなかった感情がそこには存在し、プラスのエネルギーが満ち溢れているような場所でした。

 


 


彼女は続けます。

今、家族やこの地域にいる大好きな人たちと一緒に大好きなことをしているので、夢の中にいるような感覚があります。
私の目標は、ここの人たちとのチームワークを大切にしながら、コーヒーの質を高めて、この地域のスペシャルティコーヒーをブランド化すること。

一人ひとりに役割があり、全員の力が合わさってはじめて、私たちは前に進んでいけます。
この農園では、おいしいコーヒー、いいコーヒーをつくるために、みんなが一つひとつの仕事に自分の時間や生命を捧げているので、そういった努力がコーヒーを飲んでくれる人たちにも伝わるように頑張っていきたいです。

 

"持続可能な世界を築くためには何が必要ですか?"


その問いに「自分が育てているコーヒーを、お金に変えるための作物ではなく、ひとつの生命として見る作り手だ」

と答えたナシアの目には、世界が「SDGs」へと向かう以前から“大事なもの”が見えていたのかもしれません。

 

 

 

 

Finca Monte Cielo
彼女たちが作り出すコーヒーはあらゆる困難にも負けずクオリティが上がり続けています。

未来を見据えてそんなコーヒーを毎年一緒に楽しんでいきませんか?


素敵な物語と共に飲むコーヒーは、
それはまた格別です。